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「第一胃が健全なら、牛は病気にならない!!」 平戸家畜診療所大島駐在所 獣医師 中川高志

2026.03.04

診療所情報

「牛はなぜ反芻(はんすう)するのか?」アフリカの草原で草を食べている牛の仲間は、いつも猛獣に狙われている状況での食事です。とりあえずバクバクと草をお腹に詰め込んで、安全な所へ行ってから反芻するのだそうです。つまり反芻している時は、牛がすごく安心している時なんですね。
牛は反芻しながら、なんと1日に風呂桶1杯分もの唾液を出します。濃厚飼料は酸性に、草はアルカリ性に傾きますが、この変動を中和して第一胃内の虫を安定させるための緩衝剤として大量の唾液は極めて重要です。
牛は4つの胃袋の中で最大の第一胃に大量の虫を飼っており、人間などは消化できない草の繊維までこの虫に消化分解させ、牛自身のエネルギー源にしています。さらに植物性タンパク質も質の高い動物性に近いタンパク質に虫に作り変えさせ、牛自身が利用しています。
生菌製剤のボバクチンを作られた先生が「第一胃が健全なら、牛は病気にならない」とおっしゃったほど第一胃の虫は大切です。イライラしても牛にあたったらあかんよ~!!

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